全仏オープン真っ最中!!
今日の更新は植田です(。・ω・。)ノ
今日もトレーニングのお話です。
今週は先週とまったく同じ内容にしました。
普段は選手が飽きないように、テーマは同じでも内容は変えるようにしています。
今のテーマは少し難しく、なかなか良い動きが出ないので続けて行いました。
体の裏側、特にハムストリングスと大殿筋を利用して強いボールを打つトレーニングです。
さらにフットワークとコントロールも意識していきます。
ボールが出る箇所は6箇所でランダム。
1人10球打っていきます。
打った後の1歩目は必ずクロスオーバーステップで、真ん中に立てたコーンを前から回りこみます。
先週はフットワークが悪かったのでここで少し注意点を言いました。
跳ねるようなサイドステップをしないこと。
しっかりパワーポジションで移動すること。
コントロールは黒いラバーでラインを引きました。
グループに合わせてラケット1〜2本分開けています。
ラバーからサイドライン、サービスラインからベースラインまでの四角の中にボールを落とすこと。
今週は全員10球中何球入ったか数えてもらいました。
ちなみに先週の最高記録は9球(`・ω・´)
それを超えるにはパーフェクトしかありえません!
ボールの結果だけでいくと5〜7球と、まずまずの成績。
ですが「トレーニングの打ち方で入った数」と言い直すと、成績はガクッと下がります。
コントロールを意識して合わせるだけのスイングをしたり、足の使い方を間違えていたりしていました。
多かったのは、バックハンドのオープンスタンスで打つところを、踏み込んでクローズスタンスで打つパターンです。
それと問題はフットワーク。
事前に注意したにも関わらず、棒立ちで跳ね続けていました。
この傾向は上のグループの方が強いです。
金曜日には選手たちに言いましたが、フットワークだけで見ると、低学年グループの方が上手に素早く出来ます。
「普段この打ち方はしないし、こんな動き方もしない」
と思って、どこか本気でトレーニングに取り組めていないのではないですか?
普段と違うのは分かっています。
普段の打ち方以外にも打てる技術をつけるために、効率の良い動き方を覚えるためにトレーニングをしています。
錦織選手も同じ打ち方ばかりではないですよね?
エア・ケイ、ジャックナイフ、前に強く踏み込んで打つ、上手くラケットを合わせて打つ、オープンスタンスであえて体重移動で打つ、オープンスタンスで今トレーニングでしてるように強く蹴ってウィナーを取りに行くショット、バックハンドで下がらされたときも体を開かずに正確に返していました。
何個もパターンを持っていて、それを状況に合わせて使い分けています。
奈良選手も、女子ですがフォアハンドはもちろん
バックハンドでもオープンスタンスで返していました。
ではフットワークは?
棒立ちで、ラケットを下げて、跳ねながら移動していますか?
錦織選手は?
ジョコビッチ選手は?
マリー選手は?
フェデラー選手は?
ワウリンカ選手は?
ナダル選手は?
奈良選手は?
大坂選手は?
ウィリアムズ選手は?
ラドワンスカ選手は?
ケルバー選手は?
ムグルサ選手は?
アザレンカ選手は?
どう動いていますか?
自分たちの動き方と同じですか?
低学年グループは、バックハンドのオープンスタンス。
体幹トレーニングのヒップリフトでハムストリングスに力を入れて
動作チェックをしてから全員大きいボールを使っていきました(^^)
事前チェックで動き方は良くても、ボールを投げる動作が入るとなかなか出来ません。
「遠くに投げよう」という意識が強くなり、腕に頼って投げてしまいがちσ(^_^;)
腕だけに頼るとボールは飛びません。
足と腕では筋力が全然違いますからね。
再来週にはラケットを持ってボールが打てるように、まずはしっかりと大きいボールを投げられるようになりましょうね☆
そのためにはお家で練習が大事です!
すでに、やる選手とやらない選手に分かれ始めています。
「時間がない」と言いますが本当ですか?
ゲームをしているその時間のうち、5分だけでも減らせば練習出来ますよ(^-^)
今は全仏オープンの真っ最中!
世界トップレベルのテニスが見れる訳ですから、戦術、ショットの精度、ショットの種類、フットワーク、色々なところに注目して勉強してくださいね!
そして出来れば「すごい!」で終わるのではなく、「どうすればあんな風に出来るのか」まで考えて行動に移しましょう!
0コメント